2020年11月3日午後のロードショーで放送 レッド・オクトーバーを追え! ショーンコネリーさんが亡くなられてから3日後のことです。
今日でショーン・コネリーさんが亡くなってから一ヶ月
日が経つのは本当に早いものです。
筆者がショーン・コネリーさんを知ったのは、007ドクター・ノオからですから、58年前のことになります。
ショーン・コネリーさんが32歳の時の作品です。
何で観たのか不明ですが多分テレビで観た気がします。
随分昔のことですから。笑
今月で68歳となる筆者は多くの死を見送ってきました。
祖母、祖父、叔母、叔父、従兄弟、従姉妹、そして父、母。。。
長く生きていると多くの死を見送ることとなります。
何と表現したら良いのか分かりません。
とても複雑な心境をどう説明すれば良いのか。。。
007と言えばショーン・コネリーさんの印象がとても強いのは何故だろうか。。。
ショーン・コネリーさんの声の吹き替えは若山幻蔵さん。
若山幻蔵さんの声はとても素晴らしい声で、憧れた従姉妹が声優になるのだと東京に上京したことを昨日のことのように覚えています。
残念ながら声優さんにはなれませんでしたが。。。
余談はこの辺にして本題に入りますね。
レッド・オクトーバーを追え!
名優ショーン・コネリーさんの代表作です。
この映画の説明をするのはとても難しいです。
今回で2度目の視聴となりますが。。。
Wikipediaによると、トム・クランシーさんによる小説、もしくはそれを原作として1990年に制作されたアメリカ映画。
監督:ジョン・マクティアナン
脚本:ラリー・ファーガスン、ドナルド・スチュワート
原作:トム・クランシー
出演者:ショーン・コネリー、アレック・ボールドウィン他
冷戦終結後の1990年に公開され、アカデミー音響賞を受賞。
1984年に発表されたトム・クランシーさん初の長編ヒット小説。
トム・クランシーさんが保険代理店を営む傍ら余暇を利用して9年かけて書き上げたとのことです。
ジャック・ライアン(架空の人物)が活躍するシリーズの第1作であり『テクノスリラー』の代表作とされています。
日本語版は1985年に文藝春秋社から伊坂清さんの翻訳で刊行されました。
ストーリー
1984年11月ムルマンスク近郊のソ連海軍基地から、最新鋭の原子力潜水艦が重大な使命を帯びて出航しようとしていた。
冒頭はナレーションが入り、マルコ・ラミウス(ショーン・コネリーさん)とヴァシリー・ボロディン(サム・ニールさん)が登場するシーン。
『今朝は冷え込みますね艦長』
『うん。。。確かに寒い』
『厳しい寒さだ』
『時間です艦長』
『そうだな』
『いよいよその時が来た』
と言う意味ありげな言葉で始まります。
この原子力潜水艦に課せられた使命とは画期的な無音推進装置の性能試験だった。
だが、ソ連海軍司令部もましてアメリカ海軍も知りえない重大な決意が艦長ラミウスの胸の内に秘められていた。
『命令書を開く時間です艦長』とバァシリー。
『プーチン政治士官は既に艦長室に』
艦長室に向かう艦長ラミウスの顔は険しい。
『そこで何をしておるんだ?』と艦長。
『乗組員の政治士官の義務であります』
『その義務を果たしているだけです』と答えるプーチン士官の言葉にはトゲがあり憎らしさを表現しています。
『私のプライバシーを侵してか?』と艦長の顔が強張る。
『我がソビエト連邦にあっては個人のプライバシーなど取るに足らぬことです』
『大衆の利益こそが常に優先されねばなりません』
そして最悪なことに、艦長が妻の遺品として大切にしていた本を勝手に読んでいるプーチン士官。
土足で他人のプライバシーを覗くプーチン士官はそれが自分の任務だと言い張ります。
それを見た艦長は怒りを抑えつつ、ここでお互い言い争いになります。
命令書を開けるには、艦長とプーチン士官の鍵が必要となります。
互いの首にかけた鍵を外し、命令書が入った金庫を開けます。
命令書を読むプーチン士官。
その命令書に書かれたことを全乗組員に任務を通達する許可をお与えくださいとプーチン士官。
その後艦長は、プーチン士官を殺してしまいます。
『お前だけは連れて行くわけにはいかん』
その命令書を燃やし、用意してあった別の命令書を艦長の胸から取り出す。
そしてソ連司令官からの命令書の内容とは違う内容を全乗組員に通達する艦長。
ストーリー2
艦長はあたかもアメリカと戦う趣旨を通達する。
これは虚偽の内容。
『その頃我々はハバナを太陽と情熱の島キュバーを目指しているだろう!』と虚偽の内容を全乗組員に通達し乗組員は歓喜する。
何故そのような内容を乗組員に通達したのか。。。
この新造艦の処女航海に艦長を担っているのはマルコ・ラミウス艦長。
世界の軍事関係者より、尊敬と畏怖の念を以って仰ぎ見られるラミウス艦長はソ連の体制に不満を持ち、レッド・オクトーバーを手土産にアメリカ合衆国への亡命を画策します。
そのため、一部の士官を除いて他の乗組員は艦長にとっては邪魔な存在となる。
ソ連軍の大西洋方面の部隊は艦船数十隻を動員し、自らも演習とNATOに通告した上でレッド・オクトーバーを必死に追跡し撃沈しようとする。
その異常なソ連の動きにアメリカ合衆国政府はソ連軍の動きを警戒する中、CIAのアナリスト(分析官)のジャック・ライアンを呼び解析させる。
ジャック・ライアン(アレック・ボールドウィン)はこのレッド・オクトーバーの理解を超えた行動の裏にラミウス亡命の意図を見つけます。
否定するアメリカ合衆国政府に懸命に説明するライアン。
ラミウスはロシア人ではなくリトニア人で家族は妻だけだった。
子供はなく妻も去年亡くなった。
今日はその彼の妻の一周忌ですと話すライアン。
たかが分析官に人の心が読めるのかと反論され、私はラミウスを知っています。
と反論するライアン。
潜水艦乗りの間では神様です。
その神様に大使館のパーティで実際会った事があると強調します。
ジェフリー・ペルト(国家安全保障担当大統領補佐官)リチャード・ジョーダンはラミウスが我が国にミサイルを発射できる位置に達するのはいつだねと訪ね、四日後ですとホリス提督は答える。
ここからハラハラドキドキのストーリーが展開する。
ストーリー3
レッド・オクトーバーの撃沈へ傾く首脳部の疑念を晴らすため、自らも命を賭けて真実を見つけだそうとするライアンは悪天候の中で前線に向かう。
ラミウスの計略により、亡命計画に関わっていない乗員は虚偽の放射能汚染により退艦させ、ライアンもレッド・オクトーバーに乗り込む。
艦内に潜んでいた料理人に扮したKGBの秘密破壊工作員が亡命計画に気づき、レッド・オクトーバーの破壊を試みる。
一番の腹心ヴァシリー(サム・ニール)が銃撃でKGBの秘密破壊工作員に殺されてしまいます。
秘密破壊工作員はあらゆる所に爆薬を配置しますがライアンに阻止されます。
その間、ソ連軍に魚雷を2度発射され、見事回避し2度目にソ連軍の潜水艦が放った魚雷が米攻撃型原潜のバート艦長の鋭い戦略で、ソ連軍の潜水艦に命中し海の中で爆発し壊滅します。
この時の回避劇は感動ものです。
救命ボートに退避した乗組員達は、艦長はアメリカと戦っていると思い歓喜し何も知らない乗組員はアメリカの潜水艦に、レッド・オクトーバーが沈められたと思い込み祈りを捧げます。
そして、ラミウス達とレッド・オクトーバーは亡命を果たします。
まとめ
ライアンの故郷メイン州ベイブスコット州の入り江に曳航されたレッド・オクトーバーの艦上で、ラミウスはライアンに亡命した動機について語ります。
『ある者は言う先手を打って米国を攻撃、決着をつけようと。それで、この艦が作られた。時々小さな革命が起こるのはいい事だ。海は人々に新しい希望をもたらす。眠りが夢を運ぶようにコロンブスの言葉だ』と。。。
それを聞いたライアンはラミウスに『新しい世界へようこそ』と言いThe endとなります。
この映画は何度観ても見ごたえのある映画です。
2度目にして本当に伝えたい事が何かを知る事が出来ました。
この時ショーン・コネリーさんは60歳。
いい顔をしています。
007の時の顔と何の変わりもなく素敵でした。
最後まで読んでくださり有難うございます。