稲垣五郎さん主演 『ばるばら』予告編
『ばるばら』予告編
稲垣五郎さんの演じるばるぼらとは?
稲垣吾郎が“ミューズ”二階堂ふみに溺れ、堕ちていく 狂気がほとばしる「ばるぼら」。
私が子供の頃から鉄腕アトムや、ブラック・ジャックなど多くの作品を観て育った。
五郎さんはどんな演技を見せてくれるのだろうかと楽しみだ!
手塚治虫さんがこの作品を書いたのは、1973年(昭和48年)〜1974年(昭和49年)。
大人向け漫画作品。
試し読みしてみたら、モノクロで描かれている。
そして今現在の東京都内を思わせる街並みが、その頃から描かれて居た事も知ることに。
映画の内容は限りなく原作に近いストーリとなっているようだ。
昭和48年と言うと、私が21歳の頃の漫画だ。
このような漫画を描かれていると言うことは知らずにいた。
今回の映画公開のニュースで初めて知ることに。
今回の映画の解説で初めて知った。
ストーリー
小説家、美倉陽介は耽美派の天才として名声を得る。
だが、異常性欲の持ち主であった為日々悩んでいる。
ある日新宿駅でアルコール依存症のフーテン娘、バルボラと出会う。
バルボラは手塚先生の独自の言い回しで、意味としては都会が何千万人という人間を飲み込んで消化し、垂れ流した排泄物のような女と手塚先生は表現している。
ジャングル大帝など観てきた私からすると、こんな表現もする先生だったのかと驚きでいっぱいになる。
R-15+指定とあり、2度驚く。
バルボラ(二階堂ふみさん)をマンションに居候させることになる。
彼女が美倉の家に居ついていからは、美倉のインスピレーションが冴えわたることに。
悪魔か、ミューズか、不思議な少女ばるぼらを巡るふ不可思議な物語になっている。
作家美倉陽介が、芸術家としての悩みを抱えながら、成功し、名声を得、それを失い破滅するという。
こっそりはさまれたビアズレーの線画のような耽美的なカット。
古代の女神像のようなムネーモシュネー、ヴェルレーヌの詩。
主に西洋の哲学者や作家の名言、それに退廃的な芸術論が盛り込まれている。
随所に文学好きや芸術好きの心をくすぐる仕掛けが施されているという。
ばるぼらは、美倉にとっては詩をつかさどる女神ミューズのような存在。
彼女に気に入られた芸術家は決まってよい作品を作り、名声を得るが、見捨てられれば必ず落ちぶれる。
本人は気まぐれでのんべえで不真面目、いつも薄汚れていて、何日もどこかに行っていたり。
ある日ふいと戻ってきたり、徹底して自由で、虚飾も規律もないといえば聞こえはいいものの、まるで乞食のようだと言われている。
なのに、とても魅力的。
そういえば同じく手塚作品の「がちゃぼい一代記」に出てくる「マンガの神様」もまた、乞食同然のオジサン。
芸術の神様は、ギリシャ神話の美の女神みたいなきれいなものじゃなくて、貧乏神の向こうを張れるぐらいみすぼらしいと語っている。
少し素っ頓狂な神様なんじゃないか…?というのが、手塚治虫氏の芸術観なのかもしれない。
物語の才に恵まれ、詩の女神ミューズとも、かなり仲良しだったと思われる手塚治虫。
その手塚治虫による芸術論なら、是非拝聴したいと思っている。
この『ばるぼら』はそんな望みを少しだけ叶えてくれる作品だということらしい。
まとめ

手塚治虫先生の漫画と合わせて観てみたい映画の一つ。
公開が待ち遠しい。
稲垣吾郎さんと、二階堂ふみさんがどこまで演じきれるか見ものです!
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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