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新型コロナウイルスの抗体検査と免疫反応とは



全米抗体検査 プロジェクトチーム 

マイケル・ブッシュ

抗体検査は組織的かつ継続的に行う事が重要です。

人口や対策に違いのある多様な都市を選んで毎月同じように検査します。

抗体は急激に増えますが、長くは続かず数ヶ月から数年の間に消えたり衰えたりします。

抗体検査のデーター分析から得られる抗体の有効期間を知る必要があります。

そして免疫反応が弱まれば、再び感染リスクがあることを理解しなければなりません。




重慶医科大学新型コロナウイルスの抗体は長続きしない?

実は今新型コロナウイルスの抗体が長続きしないのではないかと言う懸念が出ている。

6月中国の重慶医科大学などのグループは、抗体が退院2か月後大幅に減少していたことを発表。

抗体の減少割合は半数の人で70%を超えていた。

またウイルスの働きを抑える中和抗体は、無症状の人の81.1%、症状があった人の62.2%で減っていたという。

世界では、抗体を持っていると見なされた人々に対して免疫パスポートを発行し、医療活動や、経済活動に役立てようと言う動きがあった。

だが、今回の中国の研究はこうした対応を取る事にはリスクがあることを浮き彫りにしている。

岩崎朋子教授からの抗体検査について詳細

抗体検査は誰がウイルスに感染した可能性があるかを知る為に重要です。

ただ、ウイルスに感染した全ての人が、検出可能な抗体を持っているわけではないので、抗体検査ではそのような人達を見逃してしまいます。

またウイルスに感染して抗体が作られても、それを長期間維持することが出来ない可能性もあります。

新型コロナウイルスの抗体が、長続きしない可能性は、ワクチンの開発にも関わる大きな問題だ。

インフルエンザウイルスワクチンでも、数ヶ月しか抗体が維持できないということがわかっている。





免疫をめぐるもう一つの大きな謎

それは日本を含むアジアの人口100万人あたりの死者数が、欧米に比べて著しく低く、最大で100倍以上の差があることだ。

アジアでは過去にSARSやMERSを経験し、初期段階からの対策が功を奏した国が多い。

また感染したウイルスの遺伝子型の違い、マスクの着用、靴を脱ぐ、ハグをしないなど生活習慣の違いも要因に挙げられている。

だが、それだけではこれ程の違いを説明できないとして、様々な仮説が示されている。

仮説:結核を予防するBCGワクチン接種が、何らかの役割を果たしているのではないかとの説や、HLAという(ヒト白血球抗原)白血球の型の違いによるのではないかと言う説もある。

こうした中、科学誌『セル』に発表され注目されている論文がある。

アメリカ、ラホヤ免疫研究所では新型コロナウイルス流行前の、感染していない人の過去の血液サンプルを分析した。(2015〜2018年にサンプル採取)

すると、そのおよそ半数から新型コロナウイルスのたんぱく質にも反応するT細胞が見つかった。

T細胞は、風邪の原因として知られる4種のコロナウイルスのうち2種にも反応した。

この事は、構造が似た別の抗原に反応する性質を示している。

つまり過去に似たウイルスに感染して得た免疫の記憶。

いわゆる交差免疫(構造が似た別の抗原に反応する性質)が働いている可能性を示唆している。

こうしたことが、アジア地域で死亡率が低い原因の一つではないかと言う仮説もある。

東京大学先端科学技術研究センター

東京大学などが参加している、新型コロナウイルス抗体測定協議会では精密抗体検査と言う精度の高い特殊な抗体検査を行っている。

抗体の量や種類、抗体が続くかどうかなどを詳しく調べている。

東京大学名誉教授 児玉龍彦氏

東京大学先端科学技術研究センター名誉教授

この研究のアドバイザーを務めている児玉龍彦名誉教授

私どもの検査では、IgMとIgGとを分けて測っています。

それで一般にウイルスにかかりますと最初にIgMという抗体が出てきて、それがだんだん機能の良い抗体になってIgGという格好に変わります。

ところが、今回のコロナウイルスでは最初にIgGが出てきてIgMの反応は低くて遅いと言う事が特徴的です。

既にコロナに関連したような免疫が出来上がっていて、それが働いているという、いわゆる既感染というのに相当すると思うのですがそういうものではないかと推測されます。

このウイルスに近いものに、最近感染している人は軽く済んでいて、そういう免疫力がない人は重症化していると可能性を示唆していると言えると思います。





岩崎朋子教授&仮説

何故日本では新型コロナウイルス感染者数や死者数が少ないのかと言うのは本当に疑問に思っている事です。

これに関して意見書を書きました。

仮説

  1. 人との距離を取り、マスクを着用する日本文化の影響
  2. 弱毒性のコロナウイルスに既に感染し免疫を獲得している可能性
  3. 遺伝的に新型コロナウイルスへのレセプターの感受性が低い可能性
  4. 新型コロナウイルスに強いHLAを持っている可能性
  5. BCG接種の影響

自然免疫が何処までワクチンによって、訓練されるのかというのはまだはっきりとした事はわかっていないと思うのですが、ワクチンを打つ時に自然免疫を活性化する物質。

それを入れていますので、それが一度打たれる事によって、エピジェネティック(後天的)に免疫細胞と、皮膚細胞、他の細胞にも(自然免疫を強化する)訓練が起こっているじゃないかと言う、そういう考えが今色な研究室で調べられています。

日本で新型コロナウイルス死者数が少ないと言うのも、自然免疫が最初から訓練されていたからではないかと言う理由として考えている。

もう少し研究して、内容的にどうやって訓練されているのかというのを、メカニズムを解くことが大切だと思います。

放送内容を書き出してみました。

最後まで読んでくださり有難う御座います。








 

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